GOOD☆STORY

~描こう!やろう!語ろう!~

 

第67代理事長 梶本 雅文

⦅はじめに⦆

 我々、大洲青年会議所は1955年に全国で91番目に大きな産声をあげ、今年創立65周年を迎えま す。これまで大洲青年会議所を継承されてこられた諸先輩方、また大洲青年会議所活動にご理解ご尽 力頂いた皆様方に深く感謝申し上げます。青年会議所は20歳から40歳の我が街の未来を担う青年た ちが様々な活動、運動を通して「自己成長」「社会貢献」「仲間との絆」を学べる青年の団体です。202 0年も大洲青年会議所が邁進していく大切な責任を全うすべく精一杯活動する事をお誓い致します。

 

⦅理想、議論、実行→自己成長⦆

 『すべての行動に物語がある。物語の理想な流れを描き、理想に近づけるように行動し、その完結した 物語を自信いっぱい語る事ができる。本気で挑戦できたかどうかは、人に語れるかどうかだ』 私はこのような物語を頭に描きながら青年会議所活動を行ってきました。物語の捉え方は人それぞれ あります。どのような良いイメージに物語を完結させるのかも人それぞれです。イメージを持ちながら実行 するのと、持たないのでは雲泥の差が出るのではないかと思っています。昨今、多くの人々が暗い出来事 や自然災害、少子高齢化、外交問題、心ないフェイクニュースなどに日々不安を抱えています。でも我々 は萎縮するのではなく、その現実に一人ひとりが考え、こうありたいという理想のイメージがプラスの連鎖 を生み、大きな歯車になっていけるような青年会議所でありたいと思います。 青年会議所だからこそ出来る事、仕事や日常では決して経験出来ない事、様々な経験が我々一人ひ とりの意識や考え方を変え理想の物語をイメージして共に議論し共に活動、そして共に語れる本気の活 動をやりましょう。 2020年日本では56年ぶりとなる東京オリンピックが開催されます。出場される選手も必ず理想イメ ージを持って臨まれることでしょう。日本が震える2020、共に躍動しましょう。

 

 ⦅感謝・感謝・感謝⦆

今、JC活動が出来ているのは、会社・家族・先輩方のおかげである事を意識できていますか? ・大切な時間とお金を使いJC活動が出来るのは会社のあなたへの期待のおかげです。 ・大切な家族団欒の時間や家事・育児をお願いしてJC活動が出来るのは家族の理解のおかげです。 ・先輩方が青年会議所を立ち上げ継承されてJC活動が出来るのは先輩方の努力のおかげです。 私は入会初期の頃、この感謝を重く受け止めていませんでした。最初から感謝をしながらJC活動が 出来ているメンバーはどのくらいいるでしょうか?今まで出来てなければ今から、これから入会されるメン バーは最初から、感謝の心を伝えていける事もJAYCEEの成長を加速させる私の使命であると考えます。 自分の考え方が、会社を良くする。家庭を良くする。団体を良くする。そして一人ひとり輝く事で地域が良 くなる。まずは感謝し我々の今出来る事を英知と勇気と情熱をもって一緒に楽しみながらJC活動に邁進 しましょう。

 

⦅人カケル人=魅力ある故郷へ駆ける⦆

 『ここ大洲市、喜多郡、そして肱川流域の未来に必要なのは青年会議所だ!』 そう心から思って頂いている市民の皆様はどのくらいいるのでしょうか?それとも青年会議所って?と思 われる方もいるかもしれません。 魅力ある“元気なまちの創造”は強いリーダーだけではできないと私は思っています。もちろんリードして くれるリーダーは必要ですが、いかに地域全体で“元気なまちの創造”を想像することができるかが大切 だと思っています。その大きな課題の中で我々は微力ではあるかもしれませんが、誰かがやるだろう、私 がやらなくても、の気持ちを我々の活動で少しでも変化させられるような事もまちづくりと考えます。まず、 我々がこの地域で活動している事をもっと広め、感動やインパクトを与える事が出来る存在意義を明確 な目標とします。一つのきっかけが一人ひとりの力と掛け合わさり少しずつ大きくなり、周りが共鳴し、数 ミリでも課題の答えに近づけるのではないかと想像します。我々が魅力ある故郷への架ける橋となれる ように理想を描きます。

 

 ⦅未来を託す子供たちに我々が出来る事⦆

これからの未来を担う子供たちへ、我々が今、出来る事は何か? 『明るい豊かな社会を築き上げよう』を綱領に掲げ活動している青年会議所だから何を伝えることがで きるのか?伝えるべきなのか?その答えは出ないかもしれません。 現在、世の中は急速にインターネット社会へと変化しました。コミュニケーション能力の低下、ゲーム依 存、SNSによるイジメの深刻化など、便利になった代償は少なからずあります。しかし、より多くの情報が 錯綜する現在、子供たちの将来の夢、将来への希望はより広く大きなものになっているのではないでしょ うか。子供たちの心は柔軟です。良くするのもそうではなくするのも周りの大人です。それは私たちの伝え る力(指導力)も進化していかないといけない課題かもしれません。子供たちと私たちが共に学び、共に 前進していけるように未来を託す子供たちの為、未来の時代の為、自分たちの為、今出来る事を全力で 笑顔の溢れる経験を模索し挑戦します。

 

⦅会員拡大!青年会議所の魅力を伝える!⦆

 私たち大洲青年会議所の魅力はたくさんある! ・普段は交わることのなかった人との出会い ・会社では経験できない社会貢献活動 ・仲間と本気で議論しアイデアを集め最良の活動ができる ・人前で思いを伝える事が出来る場の提供 ・さまざまなリーダーシップの経験 ・事業を通じて子供たち・老若男女の人たちの笑顔を作れる事 ・行政と一緒に創造する我々なりのまちづくり ・人と人のコミュニケーション能力の向上 ・他団体との交流、出会い、勉強 ・ここでしか味わうことしかできない感動 ・先輩方から故郷の歴史を学べる ・社会人としての礼儀とマナーの学習 大洲青年会議所の日々の進化を、地域、企業への深化に向けて努力します。

 

⦅創立65周年と向き合い 70周年に向けて⦆

 我々は「修練」「奉仕」「友情」JC三信条を掲げ刻々と世の中が変化していく中、先輩方が歴史と 伝統を脈々と受け継がれてきました。現在も受け継がれているおまつり村も今年で第38回を数えま す。私も創立60周年の記念事業担当として「肱川いかだ流し大会」を経験させて頂きました。事業 を構築していく過程で事業の壮大さと本気の意気込みを感じさせられました。私たちがいずれ先輩 になり、まだ見ぬ後輩に同じような感動を与えられるような存在である為に、歴史を知り、現状を見 極め、この地域での存在価値を見出しながら、必ず前へ歩みを進めて行きたいと思います。

 

⦅結びに⦆

 私は、大洲青年会議所への入会が一度きりの人生にとって本当に良かったと心から思っています。 沢山の方に出会い、様々な経験をし、色々な刺激を受け、ここでしか出会わなかった仲間がいる。 誰しもが楽に生きたいのが人間の欲望です。もちろん私はまだ未熟者ですが、前へ進み努力すれ ば必ず将来の糧となる青年会議所で共に切磋琢磨しながら GOOD STORY を描き、そして将来 笑顔で語りあいましょう。一人ひとりの未来、地域の未来を心から祈念致します。